圧縮袋なしでOK!片づけのプロがやっている羽毛布団のコンパクトなたたみ方

圧縮袋は使いたくない。でもボリュームは抑えたい!

 

衣替えの季節になると、「羽毛布団の収納どうしよう…」と悩む方が多いのではないでしょうか。

圧縮袋を使えばコンパクトになるけれど、
「羽毛がつぶれてふくらまなくなった」
「袋から空気が抜けて元に戻ってしまった」
そんな経験、ありませんか?

 

「圧縮袋は使わなくても、ボリュームを抑えられたらいいのに・・・」

 

そう感じたことのある方、必見!

この記事では、

  • 圧縮袋を使うメリット・デメリット
  • 片づけのプロがやっている圧縮袋を使わなくても羽毛布団をコンパクトに畳む方法

この2つを、片づけのプロの視点からご紹介します。

 

 

✅ ★圧縮袋で布団を収納するメリット

 

1. 省スペースで収納できる

圧縮することで布団のかさが大幅に減り、収納スペースを節約できます。
クローゼットや押し入れが狭いお宅では、特に重宝します。

 

 

2. ホコリ・虫・湿気から守れる

密閉状態になるため、ホコリやダニの侵入を防ぎやすくなります。
カビや湿気対策として除湿剤を一緒に入れることで、ある程度の衛生面も保てます。

 

 

3. シーズンオフの長期保管に適している

 

半年以上使用しない場合など、ボリュームがあって場所を取る布団を効率よく保管できます。

❌ 圧縮袋で布団を収納するデメリット

 

1. 羽毛布団や高級寝具には向かない

羽毛布団などの天然素材は、圧縮により羽毛の形がつぶれてしまい、本来のふんわり感が戻らなくなる可能性があります。

 

 

2. 空気が漏れることも

圧縮が確実にできていない場合、時間が経つと圧縮状態が保てなくなり、徐々に空気が入り込んで袋がパンパンになることもあります。
結果として収納スペースが再び圧迫されることに。

 

 

3. 通気性がなく、カビや臭いの原因に

完全密閉にできていない場合、隙間から湿気が入りカビや嫌な臭いが発生しやすくなります。
特に、収納前にしっかりと「乾燥」させることが重要。

 

 

4. 出し入れが面倒・手間がかかる

 

掃除機で空気を抜く工程や、袋に収める作業に時間と労力がかかります。
高齢者や忙しいご家庭では「上手く圧縮できない」「しまうのが億劫」という声もよくあります。

📌 圧縮袋を使うなら、こんなときがおすすめ

 

  • 来客用の布団など、使う頻度が低いもの

  • 合成繊維など、圧縮しても復元性が高い布団

  • 引越しなどで短期間だけ保管する場合(数日〜1か月程度)

圧縮袋は一時的・短期的な省スペース対策としては有効ですが、
 「ふとんの状態を長く保ちたい」「すぐに取り出せる収納がしたい」方には不向きです。

 

ご家庭の収納スペース、使用頻度、布団の素材に応じて、使い分けることが理想です。

圧縮袋を使わずに羽毛布団のコンパクトなたたみ方


お待たせしました!

 

ここまで布団圧縮袋のメリット・デメリットを紹介してきましたが、

 「やっぱり私は圧縮袋は使いたくない。でも普通に畳むだけではボリュームがあって収納に困る」という方へ。

 

圧縮袋を使わなくても布団をコンパクトにボリュームを抑えてたたむ方法をご紹介します。

 

やり方はとっても簡単!

圧縮袋も道具も何も使わず畳み方を少し工夫するだけです。

 

 

 

 

✅ ステップ①:縦に三つ折りにする

 

 

布団の長い方を三つ折りに。

幅を均等にすることで、この後の折りたたみがきれいにまとまりやすくなります。

 

 

✅ ステップ②:奥から3分の1を折る

 

 

空気を抜きながら、奥から3分の1を手前に折る

この折り目が、あとで“ポケット”になります

 

 

✅ ステップ③:ポケットに手前の部分を入れ込む

 

 

 

残った手前の3分の1を、さきほど作った“ポケット”の中に入れ込みます。
端をつかんで、奥までしっかり差し込むのがポイント!

 

 

【ポイント】奥の隅までしっかりと入れ込む

 

 

 布団の両端を持って、ポケットの奥まで丁寧に入れ込むことで、ボリュームが抑えられ、

ぺたんと安定感のある仕上がりになります。

はい!完成!!

え?たったこれだけ?ってぐらい簡単でしょ?


こんなに簡単なのに、普通に畳んだだけの時と比べてみるとこんなにもコンパクトに!

 

🌟 実際にやってみると…

 

 

「めっちゃ簡単!」「こんなちょっとしたことでここまでにコンパクトになるなんて!」と、お客様からも喜びの声をいただいています。

 

押入れにしまうときもとっても楽♪

 

この畳み方をしておくと、押入れにしまうときもとっても楽ちんです。

 

【before】普通にたたんだ場合

たたんでいても、押入れに入れる時にはぐちゃぐちゃ・・・

【after】

コロンとしっかりまとまっているので、きれいな形を保ったまますーっと楽に収納できます!

きれいに収まりました!!

これなら、どこにどの布団が何枚収納されているのか一目瞭然!

布団収納袋を使用するのも◎

もちろん、圧縮ではない布団収納袋を使用することも有効な手段です。

よりコンパクトになり、ホコリや汚れから布団を守ることができます。

 

 いかがでしたか?

 

ちょっとしたたたみ方の工夫だけで、圧縮袋を使わなくても布団はぐんとコンパクトに。
押入れにもスッと収まり、出し入れもラクになりました。

 

私自身、これまでに夫の転勤により6回の引越しを経験し、そのたびに「どうすればもっと暮らしやすくなるか」を考えてきました。


そして今は、コンパクトな注文住宅で、モノと空間を上手に付き合う工夫を日々実践しています。

 

そして何より、これまで多くのお客様のお宅に伺い、実際の暮らしや悩みに寄り添いながら、
一緒に片づけを進めてきた経験があります。

 

片づけや収納は、ちょっとした“コツ”と“工夫”でグッと楽になります。


「なんだか使いづらいな」「どう片づけていいかわからないな」と感じたら、
一人で抱え込まずに、ぜひ一度プロと一緒におうちを見直してみませんか?

 

きっと、今よりもっと心地よく、自分らしく暮らせるヒントが見つかりますよ。